青い森のオカマ日記

ドロ沼子が北の国からお送りします

LGBT生産の「性」すら外される

最近のあたし、LGBT問題で揺れている。

雑誌「新潮45」(買ったことない)に、杉田水脈の「LGBTには生産性がない、税金を使うのに賛同を得られない」といった記事が掲載されたという。

あたしは全文を読んでないけど。「子ども=(国のための)生産性」であれば仕方ないとして、学校に通い、働き、納税もしている。

しんどいのは「教育」と「労働」の二つ。幼稚園の頃から、みんなとは違うと意識が芽生え、小学生くらいは「オカマ」「おとこおんな」と陰で言われる。

困ったことに女子の集団に入る気もさらさらなくて。

高校生で恋をするが、相手は陸上部のノンケ(異性愛者)で実るはずなく、田舎で仲間も見つからないし、居たとして性的指向が合ったとして気が合うかわ分からない(いまは出会い系アプリもあるでしょう)。

オカマだからといって「特別な才能や技術」があるわけがなく、教室では自分の立ち位置を保つのに必死で勉強なんか上の空(これは言い訳か)。

社会に出て働くことだって大変だ。LGBTへの理解が広まりつつあるのは、都市部の大企業の話で、田舎の会社員は、男性の間にも女性の間にも入れず孤立する(ビックリするくらい関心事が違うのよ)。

職場の立ち位置を作るのに、十年くらいかかってしまった(これは性別関係ないか)。

「男に生まれれば、女に生まれれば・・・」で数十年もがきつつ、あたしは性格的に保守なので、クローゼットで生きているし、死ぬまでそうだと思う。

杉田水脈の発言に驚くのは、これが女性の言葉ということ。世界の男女平等ランキング114位(2017年)の日本で、女性の地位向上の前に、LGBTという少数派に矛先を向けてくるとは思わなんだ。

杉田水脈=国会中にヤジを飛ばす人」というのがあたしのイメージ。女性が男の真似をしないと出世(当選)できないこんな世の中じゃPOISON。

あたしは、男の真似も女の真似もできないで、日々悶々と過ごしている。

とりあえず、あたしがいれた一票返せ。

 

潮騒の少年 (新潮文庫)

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